CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
啄木 文学散歩 渋民・盛岡

 26日、ハヤブサ24号で14:44分 盛岡駅着。駅ビル最上階から市内を見下ろす、北上川・中津川・雫石川が合流している。駅レンタカーで好摩駅まで、駅から700mほど西に小高い丘がある。森崎稲荷神社(夜更森)への階段を登ると東屋の脇に歌碑があった「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の虫こそ すずろなりけり」。

 

夜更森の歌碑

 

ここから夕暮れの姫神山が優美な裾野をなびかせていた。啄木のふるさとの山に相応しい秀麗な山容だ。

駅脇の歌碑を見て 宿ユ―トランド姫神へ。文学散歩最後の晩は宴会夕食。ご愛嬌の級長挨拶の後は 盛岡銘酒「あさ開」をたっぷり、最後の晩が過ぎていった。

 

優美な山容

 

 最終日は天気予報通り雨で風も強い。先ず、啄木が幼少期を過ごした「宝徳寺」啄木記念館館長が待ってくれていた。境内のひばの木の脇に歌碑がある「ふるさとの寺の畔の/ひばの木の/いただきに来て啼きし閑古鳥」。堂内も案内して頂いた。父一禎住職時代の鐘以外往時を偲ぶものはない。

 啄木記念館は寺から直ぐ、雨風はまだ続いている。館内でゆっくりしようということにした。館長に幾つか質問、何でもしっかり答えて頂いた、さすが。記念館には渋民尋常小学校、盛岡の下宿先 斎藤家が移築されている。雨も上がりここを見学してから、近くの渋民公園 「やはらかに柳あをめる…」句碑、鶴飼橋を散策して、盛岡に向かった。

 

館長を囲んで

代用教員時代の像、後ろは斎藤家 左に尋常小学校

 

 盛岡は盛岡城(不来方)跡で「不来方のお城の草に寝ころびて/空に吸はれし/十五の心」の歌碑、中津川岸辺散策、盛岡中学跡、啄木新婚の家と周り、盛岡駅に戻った。

 

不来方の…の歌碑 盛岡城址

盛岡中学跡 今は岩手医大

新婚の家はほぼ完全に残されていた

 

 啄木研究泰斗 H先生の的確な案内で啄木の足跡をたどった4日間、幹事のご苦労は大変だった。レンタカーの慣れないナビにも悩まされた。個人では行くことの難しい様々な啄木を辿ることが出来たのはうれしい4日間だった。

 渋民の記念館で館長に 啄木のふるさとの山は何処でしょうかと聞いてみた、姫神山を読んだ歌はないが岩手山と姫神でしょうね とのこと。この日は展示されてなかったが、9月に訪問した時に素晴らしい写真があった。姫神の東から撮った写真で姫神・岩手・八幡平・秋田駒が映っていた。渋民を囲むこれらの山が ふるさとの山 なんだろう。

 

| 啄木 | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木 文学散歩 函館

 函館着5時半。タクシーで夜景の函館山へ。満月に照らされた見事な世界三大夜景の一つを楽しんだ後は、ライトアップされたハリストス正教会、カトリック元町教会、旧イギリス領事館などを車窓に見て、金森赤レンガ倉庫群にある「函館ビヤホール」で夕食。

ビヤタワー3.5ℓ他各自飲み物、お摘み・メインも各自様々オーダー。飲んで食べて良い函館の晩だった。

 

さすが世界三大夜景、でも壮大なエネルギー消費では?

ビアタワーを注ぐ幹事長、函館ビヤホールで、金森地ビールも旨かった

 

 大森浜沿いのホテルから啄木小公園までは歩いて15分ほど。朝食前の散歩に丁度良い。ここには啄木像と「忘れがたき人人」の最初の歌「潮かをる北の浜辺の/砂山のかの浜薔薇よ/今年も咲けるや」が刻まれている。小公園に隣接した「土方・啄木浪漫館」前に「砂山の砂に腹這い/初恋の/いたみを遠くおもひ出づる日」の歌碑があった。

 

啄木像、後ろに函館山と立待岬

 

 朝食の後、立待岬へ郁雨の手で建てられた「啄木一族墓」に手を合わせ、記念撮影。岬にはハマナスが咲き残っていた。「函館公園」に移動・散策、ここには歌碑「函館の青柳町こそかなしけれ/友の恋歌/矢ぐるまの花」がある。

にわか啄木ファンには「青柳町」は心地よく響く。郁雨等の力添えで家族を呼び寄せ幸せな時間を過ごせた場所。かなし は万葉歌に良く出てくる、愛おしいの意味。

啄木が住んだ青柳町には彼を偲ぶ跡が何も残ってなかったのは残念。

 

啄木一族の墓で

咲き残ったハマナス、小樽駅の歌碑近くにも咲いていた

 

函館公園の句碑 青柳町はここから直ぐ

 

 函館文学館、橘智恵子との出会いがあった弥生小学校を見て函館駅で車を返し車中の人となった。

| 啄木 | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木 文学散歩 小樽

 10月24日から27日まで「啄木を読む会」の皆さん12名で、東北・北海道新幹線、レンタカーで小樽・函館・渋民・盛岡と啄木巡礼をしてきた。天気に恵まれ、紅葉真っ盛かりの道南ドライブ、小樽の海の幸、函館の地ビールなどなど啄木以外も大いに楽しんだ。
啄木研究家 H先生(私大名誉教授)の案内で啄木漬けの4日間はにわか啄木ファンの身にも良い時間を過ごすことが出来た。女性が多く飲んベイの先生とはひたすら楽しくお酒のお付き合いをさせて頂いた。

 

初日は新幹線とレンタカー、毛無山から小樽の夜景を見学。6時 かんぽの宿小樽着。

 

2日目は先ず小樽公園へ、紅葉が綺麗だった。

小樽公園の歌碑


小樽・水天宮の歌碑。「かなしきは小樽の町よ 歌ふことなき人人の 声の荒さよ」

啄木は この歌で小樽の人には人気なかったとのこと

 

この後 啄木旧居跡、小樽日報社跡(今は本間医院)、小樽駅の歌碑、小樽文学館を見学した。

 

 

小樽駅 駐車場の歌碑

 

北の祝津(しゅくつ)に走り「青塚食堂」で昼食、海の幸たっぷりの海鮮丼と鰊の炭火焼き。

鰊は脂ののりが少なく今一だったが海鮮丼はさすがだった。漁師さん経営の人気店。

 

食事の後は再びロングドライブ。ニッカウヰスキー余市蒸留所に寄れなかったのは残念。

ニセコで休憩、昨日は雲のなかだった羊蹄山、ニセコアンヌプリが綺麗に姿を見せていた。

| 啄木 | 23:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
渋民村

 啄木のふるさと 渋民村は今盛岡市玉山区渋民となっている。

27日藤七温泉から八幡平アスピーテラインを走り好摩駅から渋民街道に出ると左に姫神山、直線道路の両側に民家とイオンモールなどがあり「石川啄木記念館」は少し先の左側にあった。4時前着。

入館者は一人だけ、父一禎をはじめ啄木の手紙など様々な資料が展示されている。夭逝した天才を偲ぶ達筆な手紙など様々だが金策などが多いのは何とか他の人生がなかったのかと哀れを感じた。

 そとにある渋民尋常小学校、旧斎藤家を見学して階段を上がり啄木慰霊塔、与謝野寛・晶子歌碑を観てから啄木が暮らした宝徳寺を見学。

渋民公園に移動、啄木歌碑第一号「やはらかに・・・」の大きな歌碑と北上川にかかる鶴飼橋を見学。北上川は雨を集めてとうとうと流れていた。

 

「やはらかに柳あおめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに」

歌碑の先にうっすらと岩手山が見えた

鶴飼橋 啄木はこの橋を渡り好摩駅まで歩いた

鶴飼橋の下をとうとうと流れる北上川

 

 翌日、姫神山下山してから好摩駅の啄木歌碑をみて今回の啄木紀行を終えた。

 

「ふるさとの停車場路の/かわばたの/胡桃の下に小石拾えり」

 

 10月下旬、H先生と聴講生8人で函館・小樽・盛岡・渋民の文学散歩が予定されている。新たな経験を期待している。

 

 

 

| 啄木 | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木 ふるさとの山は

 啄木は「一握の砂・悲しき玩具」で ふるさとの山、おもひでの山の歌を数首 詠んでいる。三行を一行で記す。

 

・かにかくに渋谷村は恋しかり/おもひでの山/おもひでの川

・ふるさとの山に向かひて/言うことなし/ふるさとの山はありがたきかな

・汽車の窓/はるかに北にふるさとの山見え来れば/襟を正すも

・目になれし山にはあれど/秋来れば/神や住まむとかしこ見てみる

・岩手山/秋はふもとの三方の/野に満つる虫を何と聴くらむ

 

 この歌集に姫神山は出てこないが小説「雲は天才である」のなかに「雪をいただく岩手山/名さえ優しき姫神の/山の間を流れゆく/千古の水の北上に/心を洗い・・・・・と故郷の山河を歌っている。(1906年;明治39年 渋民小代用教員時代執筆)

 

 歌は全て東京時代に詠まれている。切々たる望郷の念を感じる。

ふるさと・おもひでの山は渋民から見える岩手山、姫神山とそれらを囲む山々のことなんだろう。

| 啄木 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木のふるさとの山 2(姫神山)

 北上川をはさみ西に男神の岩手山、東に名も姿も優しい姫神山。

「ふるさとの山に向かいて/言うことなし/ふるさとの山はありがたきかな」この山は岩手山とも姫神山ともいわれる。

 

 27日姫神山に登った。一本杉キャンプ場で車中泊、5時半起床、一面濃霧。予報は晴れ、朝食を済ませ6時半霧のなか出発。

一本杉清水からざんげ坂を登り五合目でひと休み、頂上直下で左右に道が分かれ右が頂上、ここから岩が重なる結構厳しい登りしばしで頂上1124m、2時間弱の登り。薄くなった霧のかなたにうっすらと岩手山が望めたのは幸い。登山者はもう一人、少し話して彼は直ぐ下山、閑人はコーヒーをゆっくり味わってから「こわ坂コース」を下山、しばし急坂だが岩はなく安全、50分ほどで車道へ出た。

 

姫神山頂上

頂上からうっすらと岩手山が望めた

 

車道の端に山栗が落ちていて探すと幾らでも拾える。40個ほど収穫して駐車場に戻った。

 驚いたことに早朝の駐車場は2台だったが、ほぼ満車状態。手軽な山、10時前後から登る皆さんが多そうな人気の山 のようだ。

 

 啄木がこの山に登ったことはないと思う、頂上から渋民村をのぞもうと思ったがガスのなか。一本杉キャンプ場のトイレには啄木の小さな写真が飾られていた。やはりここは啄木のふるさととの想いを強くした。

| 啄木 | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木ふるさとの山紀行 1

 今年1月から「啄木を読む会」がはじまり級長を仰せつかっている。講師は啄木研究家のH先生、もう15年来のお付き合いになる。

啄木については超有名な歌数首、夭折の天才、渋民村 程度しか知らなかった。講義が始まり 啄木に関する本を4・5冊読んで彼への関心が深まった。

 「一握の砂」煙・二は渋民を偲ぶ歌でふるさとの山の歌がある。岩手山、姫神山が主な対象、啄木記念館の写真には八幡平、秋田駒も候補のようだ。

岩手山には登りたいと思っていた、紅葉もボチボチ、啄木を偲ぶ山登りに出かけた。

 

 山の天気予報をず〜っと眺めながら、9月27日昼出かけた。焼走り登山口で車中泊。28日の予報は晴れ、でも夜じゅう雨で朝も止まない。5時半出発を1時間遅らせ小雨のなか出発。小雨と濃霧、第二噴出口で中断決意、紅葉が期待できる畚(もっこ)岳に変更。

 

第二噴出口巨大な溶岩とガスのなかの紅葉

 

駐車場まで下り溶岩流を散策して藤七温泉の少し先にある畚岳登山口まで。

 

広大な溶岩流、この先に岩手山があるが全く見えない

 

ボチボチ紅葉した登山道から最後に急登、30分ほどで頂上(1578m)。ガスの晴れ間にハイ松の緑のなか赤黄が綺麗、NHKで畚岳からの見事な紅葉映像を記憶していたがそれに及ばないまでもそこそこ。十分堪能して下山。

 

畚岳と麓の紅葉、下山時撮影 岩手山はガスのなかだがここはまあまあの天気

頂上から少し降りたところ、緑・赤・黄のグラデーションが見応えあった

頂上分岐から岩手山方面、ガスのなかで全く見えない

 

 藤七温泉は直ぐ。東北最高峰の温泉、内湯は熱め、露天は濁りで温めの混浴。女性も結構大胆、幾つかの外湯をバスタオルで湯巡りを楽しんでいた。

 

 この後八幡平アスピーテラインを走って渋民の啄木記念館とその周辺を散策、啄木を偲んだ。これは別途。

 

 

 

| 啄木 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木を読む

 今年4月から 啄木「一握の砂を読む」が始まった。講師は万葉集から続いている 堀江先生。先生は国際啄木学会理事、岩手日報啄木賞受賞、啄木に関する著書も多幾つか。啄木エキスパートから直接講義を受ける日が続いている。今日で一握の砂 「煙」まで読了した。

 啄木については良く知られたいくつかの感傷的な歌、早逝した天才、渋民村 など断片的なことしか知らなかった。図書館には啄木に関する本が結構多い。講義開始直ぐに読んだのが 梁取三義著「石川啄木の生涯」上下、1980年刊行とやや古い本だったが啄木の生涯が詳細に書かれていて啄木を理解するのには良い本だったが、釧路の女性関係にややウェイトが多いかなと思った。

「別冊 太陽 石川啄木 漂泊の詩人」では彼の足跡が多くの写真で分かり易かった。

山下多恵子の「啄木と郁雨」”友の恋歌 やぐるまの花”では啄木の才能を信じてひたむきに支援を続けた郁雨心情が良く分かった。

最新の本では 中村稔「石川啄木論」、青春を感傷的に歌ったのではなく、狂気とすれすれのところにいた、それが真の魅力という。確かに、一握の砂のなかにもそんな歌が散見される。著者は詩人で弁護士、評論家で日本近代文学館名誉館長。

 これらの本から、26歳の短すぎる生涯のなか彼を支える友人たちと女性関係、過剰な自意識、無節操な生活で犠牲になった家族、そんななか書き綴った日記、22歳には一晩で140首余の歌をよんだなどなど、知らなかった啄木におおいに興味がわいてきた。

 

 この文学講座の楽しみは年一回の「文学散歩」、この秋に渋民・盛岡の啄木所縁の場所と八幡平周辺紅葉文学散歩を予定したがN幹事長の体調で中止になった、残念。級長の閑人も要請され一泊文学散歩を提案したが、先生から一泊は忙しい、2泊で賢治と紅葉もと一蹴されてしまった。さて来春に延期した文学散歩はどうなるのだろうか。

 

| 啄木 | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
| 1/1PAGES |