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渋民村

 啄木のふるさと 渋民村は今盛岡市玉山区渋民となっている。

27日藤七温泉から八幡平アスピーテラインを走り好摩駅から渋民街道に出ると左に姫神山、直線道路の両側に民家とイオンモールなどがあり「石川啄木記念館」は少し先の左側にあった。4時前着。

入館者は一人だけ、父一禎をはじめ啄木の手紙など様々な資料が展示されている。夭逝した天才を偲ぶ達筆な手紙など様々だが金策などが多いのは何とか他の人生がなかったのかと哀れを感じた。

 そとにある渋民尋常小学校、旧斎藤家を見学して階段を上がり啄木慰霊塔、与謝野寛・晶子歌碑を観てから啄木が暮らした宝徳寺を見学。

渋民公園に移動、啄木歌碑第一号「やはらかに・・・」の大きな歌碑と北上川にかかる鶴飼橋を見学。北上川は雨を集めてとうとうと流れていた。

 

「やはらかに柳あおめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに」

歌碑の先にうっすらと岩手山が見えた

鶴飼橋 啄木はこの橋を渡り好摩駅まで歩いた

鶴飼橋の下をとうとうと流れる北上川

 

 翌日、姫神山下山してから好摩駅の啄木歌碑をみて今回の啄木紀行を終えた。

 

「ふるさとの停車場路の/かわばたの/胡桃の下に小石拾えり」

 

 10月下旬、H先生と聴講生8人で函館・小樽・盛岡・渋民の文学散歩が予定されている。新たな経験を期待している。

 

 

 

| 啄木 | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木 ふるさとの山は

 啄木は「一握の砂・悲しき玩具」で ふるさとの山、おもひでの山の歌を数首 詠んでいる。三行を一行で記す。

 

・かにかくに渋谷村は恋しかり/おもひでの山/おもひでの川

・ふるさとの山に向かひて/言うことなし/ふるさとの山はありがたきかな

・汽車の窓/はるかに北にふるさとの山見え来れば/襟を正すも

・目になれし山にはあれど/秋来れば/神や住まむとかしこ見てみる

・岩手山/秋はふもとの三方の/野に満つる虫を何と聴くらむ

 

 この歌集に姫神山は出てこないが小説「雲は天才である」のなかに「雪をいただく岩手山/名さえ優しき姫神の/山の間を流れゆく/千古の水の北上に/心を洗い・・・・・と故郷の山河を歌っている。(1906年;明治39年 渋民小代用教員時代執筆)

 

 歌は全て東京時代に詠まれている。切々たる望郷の念を感じる。

ふるさと・おもひでの山は渋民から見える岩手山、姫神山とそれらを囲む山々のことなんだろう。

| 啄木 | 21:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木のふるさとの山 2(姫神山)

 北上川をはさみ西に男神の岩手山、東に名も姿も優しい姫神山。

「ふるさとの山に向かいて/言うことなし/ふるさとの山はありがたきかな」この山は岩手山とも姫神山ともいわれる。

 

 27日姫神山に登った。一本杉キャンプ場で車中泊、5時半起床、一面濃霧。予報は晴れ、朝食を済ませ6時半霧のなか出発。

一本杉清水からざんげ坂を登り五合目でひと休み、頂上直下で左右に道が分かれ右が頂上、ここから岩が重なる結構厳しい登りしばしで頂上1124m、2時間弱の登り。薄くなった霧のかなたにうっすらと岩手山が望めたのは幸い。登山者はもう一人、少し話して彼は直ぐ下山、閑人はコーヒーをゆっくり味わってから「こわ坂コース」を下山、しばし急坂だが岩はなく安全、50分ほどで車道へ出た。

 

姫神山頂上

頂上からうっすらと岩手山が望めた

 

車道の端に山栗が落ちていて探すと幾らでも拾える。40個ほど収穫して駐車場に戻った。

 驚いたことに早朝の駐車場は2台だったが、ほぼ満車状態。手軽な山、10時前後から登る皆さんが多そうな人気の山 のようだ。

 

 啄木がこの山に登ったことはないと思う、頂上から渋民村をのぞもうと思ったがガスのなか。一本杉キャンプ場のトイレには啄木の小さな写真が飾られていた。やはりここは啄木のふるさととの想いを強くした。

| 啄木 | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木ふるさとの山紀行 1

 今年1月から「啄木を読む会」がはじまり級長を仰せつかっている。講師は啄木研究家のH先生、もう15年来のお付き合いになる。

啄木については超有名な歌数首、夭折の天才、渋民村 程度しか知らなかった。講義が始まり 啄木に関する本を4・5冊読んで彼への関心が深まった。

 「一握の砂」煙・二は渋民を偲ぶ歌でふるさとの山の歌がある。岩手山、姫神山が主な対象、啄木記念館の写真には八幡平、秋田駒も候補のようだ。

岩手山には登りたいと思っていた、紅葉もボチボチ、啄木を偲ぶ山登りに出かけた。

 

 山の天気予報をず〜っと眺めながら、9月27日昼出かけた。焼走り登山口で車中泊。28日の予報は晴れ、でも夜じゅう雨で朝も止まない。5時半出発を1時間遅らせ小雨のなか出発。小雨と濃霧、第二噴出口で中断決意、紅葉が期待できる畚(もっこ)岳に変更。

 

第二噴出口巨大な溶岩とガスのなかの紅葉

 

駐車場まで下り溶岩流を散策して藤七温泉の少し先にある畚岳登山口まで。

 

広大な溶岩流、この先に岩手山があるが全く見えない

 

ボチボチ紅葉した登山道から最後に急登、30分ほどで頂上(1578m)。ガスの晴れ間にハイ松の緑のなか赤黄が綺麗、NHKで畚岳からの見事な紅葉映像を記憶していたがそれに及ばないまでもそこそこ。十分堪能して下山。

 

畚岳と麓の紅葉、下山時撮影 岩手山はガスのなかだがここはまあまあの天気

頂上から少し降りたところ、緑・赤・黄のグラデーションが見応えあった

頂上分岐から岩手山方面、ガスのなかで全く見えない

 

 藤七温泉は直ぐ。東北最高峰の温泉、内湯は熱め、露天は濁りで温めの混浴。女性も結構大胆、幾つかの外湯をバスタオルで湯巡りを楽しんでいた。

 

 この後八幡平アスピーテラインを走って渋民の啄木記念館とその周辺を散策、啄木を偲んだ。これは別途。

 

 

 

| 啄木 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
啄木を読む

 今年4月から 啄木「一握の砂を読む」が始まった。講師は万葉集から続いている 堀江先生。先生は国際啄木学会理事、岩手日報啄木賞受賞、啄木に関する著書も多幾つか。啄木エキスパートから直接講義を受ける日が続いている。今日で一握の砂 「煙」まで読了した。

 啄木については良く知られたいくつかの感傷的な歌、早逝した天才、渋民村 など断片的なことしか知らなかった。図書館には啄木に関する本が結構多い。講義開始直ぐに読んだのが 梁取三義著「石川啄木の生涯」上下、1980年刊行とやや古い本だったが啄木の生涯が詳細に書かれていて啄木を理解するのには良い本だったが、釧路の女性関係にややウェイトが多いかなと思った。

「別冊 太陽 石川啄木 漂泊の詩人」では彼の足跡が多くの写真で分かり易かった。

山下多恵子の「啄木と郁雨」”友の恋歌 やぐるまの花”では啄木の才能を信じてひたむきに支援を続けた郁雨心情が良く分かった。

最新の本では 中村稔「石川啄木論」、青春を感傷的に歌ったのではなく、狂気とすれすれのところにいた、それが真の魅力という。確かに、一握の砂のなかにもそんな歌が散見される。著者は詩人で弁護士、評論家で日本近代文学館名誉館長。

 これらの本から、26歳の短すぎる生涯のなか彼を支える友人たちと女性関係、過剰な自意識、無節操な生活で犠牲になった家族、そんななか書き綴った日記、22歳には一晩で140首余の歌をよんだなどなど、知らなかった啄木におおいに興味がわいてきた。

 

 この文学講座の楽しみは年一回の「文学散歩」、この秋に渋民・盛岡の啄木所縁の場所と八幡平周辺紅葉文学散歩を予定したがN幹事長の体調で中止になった、残念。級長の閑人も要請され一泊文学散歩を提案したが、先生から一泊は忙しい、2泊で賢治と紅葉もと一蹴されてしまった。さて来春に延期した文学散歩はどうなるのだろうか。

 

| 啄木 | 22:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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