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賑やかなLiイオン二次電池業界
 ネットや新聞で連日「Liイオン二次電池」情報が飛び交っている。この電池の材料に関わった1人として興味深く読んでいる。
 「日経エレクトロニクス」の最新号が「Liイオン電池新時代へ」という特集を組んでいる。早速購入し読んでみた。ネットでオープンになっている情報が多いが、まとめて読んでみてこの電池の世界が如何にすごい動きになっているか改めて認識した。

 日産が今年から電気自動車「リーフ」を発売することが話題になっている。今年は5万台、2012年には20万台生産する計画、これに搭載するLiイオン二次電池は1台当たり24kWhの電池容量だから、20万台では4800MWhになり、現状の携帯電話用の3000MWhを凌駕することになる。
たった1車種で市場環境が激変するということだ。

自動車用市場は5年で90倍の伸び;日経エレクトロニクス

 材料に関わったものとして、これだけの伸びに材料確保は大丈夫なのかと心配になる。この電池の主要材料は、正極材、負極材、電解液、セパレーターの4材質。正極材はLi、Coが主流でNi、Mnなど 負極材は人造黒鉛と自動車には天然黒鉛だろう、記事にはMCMB(メソカーボン・マイクロビーズ)とある。TiやSiも期待されている。電解液とセパレーターは分からないのでスキップ。
Liは南米(チリ、アルゼンチン)、オーストラリア、中国 Coはコンゴなど、人造黒鉛は石炭、石油のコークス、ピッチで準国産、MCMBもほぼ同じ、天然黒鉛は中国、ロシアなど。産出国の政情不安などありそうだが、当面資源的にはあまり心配なさそうだ。
 電池では韓国、中国が急速に力をつけて日本は追い上げられているが材料は日本が先を走っており、韓国、中国も日本の材料を使わざるを得ないのが現状。でも少し先を見ると原料面で中国が有利なのは明らか。これから先、日本が材料でどれだけ技術格差を持ち続けられるかがポイントになる。
技術流出には国レベルでの監視も必要になってくるのかもしれない。
また原料を持たない日本は回収リサイクル技術も重要になってくる。
| 科学・技術 | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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